水槽から

まっさらな地平線が
睨んでる 笑ってる わからない
自分のことだけ 取り残されるのも
浮遊感

ここから見える屋根の下で
水槽から水が漏れて
冷たい日差し
ここに座って冷える身体は今
置いてきぼり
そのままにしていくのですか?

足取りに顰めた目の
下が冷たいのに気づかず
“早く連れてって”言った
届きはしない
どうでもいいのかな
もうどこにもいられなくなったけど
間に挟まれるの
もう慣れたけど

まっさらな地平線が
迎えにきてくれたの
手に触れた暖かさ
そろそろ懐かし
戻りたい

ここから見える屋根の下で
水槽から水が漏れて
冷たい日差し
ここに座って冷える身体は今
置いてきぼり
そのままにしていくのですか?

いやな
色・音 雨となって
降る頃溶けてなくなる
あの人傘を持っている
目の前にくるの
狭間に板挟みになって
数えることさえ忘れてったよ
楽しいね哀しいね
ここはふわふわしてるよ

ここから見える屋根の下で
水槽から水が漏れて
冷たい日差し
ここに座って冷える身体は今
置いてきぼり
そのままにしていくのですか?
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