ECHOES

伸び行く影の先に
続く夢をみて
未来だけ映した
誰もいない夏

そして行く当ても無く
誰にも従わず
ただ駆け抜けた
終わり無きあの夏の日よ
陽炎を追いかけた時
そこで聴こえてたはずのECHO

僕等は大人になり
鮮やかな日々を
記憶の彼方へそっと
閉じこめてしまう

ふいに
光に撃たれ
弾かれたみたいに
飛び出していた
ハイウエイの下をすり抜け
舗道に降り立った時
確かに聴こえてる

虹色に輝く蜃気楼に
何を求め何を見たんだろう?
そして聴こえてたはずのECHO

降り注ぐ陽射しに包まれ
僕は何故にあの日を忘れず
胸に聴こえてる

夢を見よう、叶わぬ夢でも
今の僕に出来る事は、そう
あの日聴こえたはずのECHO
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