惑星

淡い記憶が今 遡るように繋がる
古いフィルムは今 忘れた頃を映し出す

大人になって子供を忘れて
いつしか僕は 目を閉じていた
光をとざす この胸の中
鳴りやまぬ鼓動をまた 響かせて

世界のこと 僕らのこと
今もまだ分かっていないけれど
あの日から紡ぐ命は
未だ明日を望んでるなら
その声を見失う前に

深い眠りが今 醒めるように心地が良い
古い記憶の中 懐かしい音を思い出す

大人になって 「素直」を忘れて
僕らはずっと 嘘をついていた
心を閉ざす その胸の中
収まらぬ情動を
今呼び覚まして

世界のなか 僕らだけが
途方に暮れてしまったとして
あの日から紡ぐ奇跡が
未だ光を求めるなら
その灯火を頼りに行こう

未来のこと 見えないこと
何もまだ分からないけれど
生まれた日 見えた星が
未だに輝くのならば
目指す場所 分かっているだろう
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