ためいきとショートホープ

ためいきとショートホープに ベランダで火をともした
サイレンとクラクション 始発列車
静けさがうるせえな 風を待っていたっけな
夢がさめてしまわないように

脱ぎ散らかした服も シケモクの灰皿も
3弦が切れた ままのギターも
たなびいては消えてく タバコの煙のように
いつか忘れてしまうのかな

同じような朝が来て 同じように無茶やって笑って
いつまでも 続くよな そんな嘘 信じてたんだ
書きかけのラブソング 好きだって言ってた歌も
何も言えないまま

さよなら さよなら さよならじゃないよな?
さよなら さよなら さよならはないよな

同じような朝が来て 同じようにバカやって笑って
なんとなく 楽しくて なんとなく 日々が過ぎて
変わらない 変われない そんなこと どうでもよくて
何も言わないまま

このままでいれたなら このままがつづくなら
もしもなんて言葉は 後の祭りでしょうか
この手で救えるくらい ちっぽけな夢だった
28時の空に 染み付いちまった 希望

さよなら さよなら さよならじゃないよな?
さよなら さよなら さよならはないよな
いまさら いまさら 何を信じてんだろう
バカだな バカだな バカだよ 俺

ためいきとショートホープに ベランダで火をともした
サイレンとクラクション 始発列車
たなびいては消えてく いつかの煙のように
夢がさめてしまわないように
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