比呂魅卿の犯罪

「いいえ
‥‥‥‥はじめは そんなつもりは ありませんでした。
そうです あの日は ちょうど
偶然です 雨が降ってきて。
それで僕は‥‥‥‥
ええ 彼女を‥‥‥‥
いいえ‥‥‥‥そうかも‥‥‥‥しれません」

怯えてるの 隠れてるの 忘れたいの まだ
出会いが罪 別れが罪 知らず知らずに罪
怯えないで 隠れないで 忘れないよ My Heart
あなたが好き 明日も好き 別れても なおさらに

バラの庭 歩いて 迷ったのは あなたさ
小雨に誘われて
僕は眠るつもりで 目を閉じていたのに
おもわず 起こされた
とげにからんだ 絹のドレスが
ぴりり破れる 細い音がして
だめ ここへ来てはと どこ ふるえてる声
小雨が 強くなる
でも 戸を開けてくれなきゃ よかったわと 小声で
あれが 最初の罪

怯えないで 隠れないで 忘れないよ My Heart
あなたが好き 明日も好き 別れても なおさらに

片方 カフスボタンで背中をとめ 帰したおかげで
スキャンダラス
では どちらが誘ったのかと 人の中 せめられて
あなたは 涙ぐむ
Yes sir, たしかに Yes sir, 彼女は
逃げた けれども僕がつかまえた

「これで 僕の供述は 全部です。
どうぞ 判決を
ただし
僕は 彼女を 本当に‥‥‥‥
どうぞ」

怯えてるの 隠れてるの 忘れたいの まだ
出会いが罪 別れが罪 知らず知らずに罪
怯えないで 隠れないで 忘れないよ My Heart
あなたが好き 明日も好き 別れても なおさらに
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