ジョン・ドウに捧ぐ

名前も顔も必要ない
森の中で紛れていれば きっと気付かれない

指紋も足跡も残さない
けど鏡に映った姿見て 「誰だっけ?」

あの頃 描いた 未来の自分は
エトセトラじゃなかっただろ

いつまででも僕は君の名を呼び続ける
失くした物を拾い集める為に
少しずつで良いさ ゆっくりと思い出して
君だけの掛け替えのない物を隠さないで 見つめて

伝えたい事があるのなら
そこに価値を与える為に 出来ること

書を捨てて 町へ出て
自分が何者かを示せ

いつの日にかきっと君の名は空を駆けて
海を渡って この大地に降り注ぐ
今は誰も知らない 気付いてない 間違いじゃない
恥じること 無いように 生きていてほしい

だけども答えを急いでしまうよ 僕等は
いつまでもそこに隠れていないで さあ聞かせて

隠す事でいつも守られて 痛み避けて
手に入れたのは誰の為の栄光
恐れないで 全て受け止めて 光浴びて
あと少し 足りない勇気があるなら僕が

何度だって君の名を呼び続ける
失くした物を共に集めに行こう
少しずつで良いさ ゆっくりと思い出して
君だけの掛け替えのない物を隠さないで 見つめて
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