空へ

眩しくきらめく
歳月の砂を
指にすくえば こぼれおちる夢

あなたが私に求めたものは
忘れかけてた
ほんとうの あなた

自由にあの空へ
放たれた鳥のように
もう二度ともどらず
羽ばたいて行けばいい

愛しく虚しく
すべてが愛しい
たとえどれほど 愛が残酷でも

私は撓やかな木のように
風を抱いて
あなたが駆けて行く
大空の夢を見る

遠い空の
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