電気

もうこのままつっきって 首都高 終わりない旅だって
薄々気づいていたの 別に晴れた日は続かない

大丈夫って簡単に言うけど 胡散臭いな この世のすべての自己啓発論

煮詰まり切っている この身体はそう持たない
発火するときを待つだけ わかってる もう止められないでしょ
充電残り残量何パー? 確認しても意味ない
切れるときは切れるし 予備のバッテリーなんて持ち合わせていない

もうこのままつっきって バイパス いつもより速く
喉も乾いてきたけど 自販機に寄る余裕はない

夢中かってもう違う次元でここにいる

皮膚をしびらせるくらいの電流に君は気づかない
私との違いはそこ 劣ってる優ってる関係ないよ
ビリビリ痛いのなんのって 閃光が目に刺さる
逃げるオプションはないの 知ってる もう止められないことだと
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