ふじさん

ある寒い日 暖かい茜色の
夕日に染まった 富士山

見上げるだけ それでも精一杯で
忘れることなど 出来ない

忠霊塔見える 空の下
鳴り響く鐘の音
どこまでも 永く 届くように

ああ 頂きからの景色
きっと どんなものより 美しいのだろう
雨や風が強くても
もうどうしようもなくても
登りきったその先に
見えるものがあるんだろう

何度も見た 尊いその勇姿に
背中を押されて いく人

明日のことも 分からない
ただ1つ願うのは
この先もずっと見ていたい

ああ 赤くても 蒼くても
宝石のように 輝いてるのでしょう
月や虹も 寄り添って
そびえ立つ姿に 心が打たれるんだ
涙が溢れる

どんな言葉でも 伝えられなくて
情けなくなるくらい
たくさんの奇跡を 見たんだ ああ

ああ 頂きからの景色
きっと どんなものより美しいのだろう
雨や風が強くても
もうどうしようもなくても
登りきったその先に
見えるものがある
雲ることない青い空
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