いつ失ってもいいように.

街はオレンジになって
疲れた顔した大人達は
夜に溶けて行った
僕らもああなりたいとか
大人を馬鹿にして
あなたと過ごした
悪くはなかった気がした

いつかは別れが
唐突に来るだろう
それも「愛の形」さ

もう過去の話とかどうでもいい
くだらない事で笑っていたいのさ
綺麗事が似合わないのは
素直なあなたを知っていたから
夢の話とか将来を
あてもなく二人で
夜が来るまで語った
あなたの横顔が
ただ好きだった

街はオレンジになるのに
心は青いまんまだ
子供たちは朝の支度へ向かった
僕はさ、じゃあどこへ行けば良い?
若さを無駄にしたティーンエイジャー
あなたを今もただ 忘れられないまま

いつまで経っても僕はさ
何も変えられなくてさ
いつまで経っても僕はさ
あなたを思い出すんだ
馴染んだ右手 合わせた歩幅
風に揺れた長い髪
そうだったよな
僕らまだ 青いまま

もう過去の話とかどうでもいい
くだらない事で笑っていたかった
綺麗事が嘘になるから
もう会えないや
夢の話とか将来を
あてもなく二人で
夜が来るまで語った
あなたの横顔を
忘れたいんだ
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