乾いた雨

風が吹いている
乾いた雨の匂いが
街を渡ってく ゆるやかに
少女の心で
あなたに恋をしていた
思い出はいつも やさしい

あなたの腕に抱かれた時
守られている気がした
大きな海のような
深い愛を感じていた

時が流れれば
心の痛みはいえる
だけど せつなさは 消せない

あなたの声が 聞きたくて
真夜中に電話をした
知らない誰かの声
息が止まる想いだった

あなたのそばにいられるなら
ほかには 何もいらない
そんな一途な気持ち
きっと 彼を苦しめたの?

あなたの腕に抱かれた時
守られている気がした
大きな海のような
深い愛を感じていた
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