アポカリプスより

変貌した世界に立っている
君が伸ばす手を拒んでいる
愛憎が生み出した例外なんてくだらない
他所の星の大義名分で
名前のない灰になっていく
私に出会った後悔を背負ってよ

絶望の向こうに
淡い春を願ってしまう
酔狂な思考が止まらない
雨が降りそうね
私のエゴを許して
燃えていたいから

ユーフォリアの麻酔で
苦しみを殺したせいだよ
君を愛したのは
ねえここで撃ち抜いて
運命に抗えるほど
私は強くなかった

人間の目は脳に躊躇して
フィルターを一枚挟んでいて
解像度の低い絵を描くようにできてる
でもね多分それでいいんだって
惨劇を作品に昇華して
私が光って見えるかなって思うの

ねえ尊厳を与えて
何年でも寿命を前借りしたい
朝焼けの中で
自由を体現したいの
ねえ狙いを定めて
一番可愛く笑ってあげるから
嬉しいんだよ
永遠に枯れないのが
病的な生の前に
可憐な死を選んでしまう
女の子なんて恐ろしい?
私たち可哀想ね
在りもしない世界線
焦がれたまま

ユーフォリアの麻酔で
苦しみを殺したせいだよ
君を愛したのは
ねえここで撃ち抜いて
運命に抗えるほど
私は強くなかった
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