白と黒

手を延ばしても届かなかったんだ
たった一つの正しさを知りたいだけ
あなたを探し続けているよ
この深い夜に

震える夜風に舞って
白いカラスがふわり
僕らが生き急ぐ様を笑っている

愛よりも大切な
モノがあるって話さ
どこかで僕らは間違っていたのかな?

夜の街は眩しくて
一人泣く事も出来ないままで

僕は息をしていたいんだ
この夜に生きていたいんだ
誰かに愛を求めるのは当たり前だろう?

たった一つの命さ
そんな事分かっているさ
不器用に白と黒を混ぜるのさ

聴こえるよ 風に乗って
君が残したメロディ
愛が息をしていた頃の風が吹く

小さな音を紡いで
星のリズムに合わせ
壊れかけの世界で歌い踊るのさ

手を延ばしても届かなかったんだ
今でもあなたを探し続けている
真っ白には生きられやしないさ
この深い夜に

僕は息をしていたいんだ
この夜に生きていたいんだ
誰かに愛を求めるのは当たり前だろう?

たった一つの命さ
そんな事分かっているさ
無愛想に白と黒を混ぜるのさ

愛よりも大切なモノなんてないはずさ
そんな綺麗事を歌い踊るのさ

太陽がこの夜を金色に染めるまで
あらゆる色と色を混ぜるのさ
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