追憶

気まぐれな恋をして
生きてればそれでいい
一度の人生だから
しあわせの裏通り
歩いてもかまわない
わたしの生き方だから
昨日は昨日さ 左手でお別れ
明日は明日の 陽が昇る
平凡な生活は
退屈な小説さ
心が寒いだけよ

古ぼけたピアノから
懐しいリバイバル
淋しい顔が似合う
飲みかけのこのグラス
黄昏れの裏窓さ
わたしを映していても
昨日は昨日さ 背中でお別れ
明日は明日の 風が吹く
平凡な生活は
退屈な小説さ
心が寒いだけよ
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