太陽のマーチ

産まれ堕ちた星をただ眺めていた
君が座っている巨石は醜いか

僕はここで
その石を壊さないように強く抱いてる

二人の足元には 同じ影

目を閉じた
あの夜が まだ鳴り続ける

涙も乾いてしまった
喝采と雑音に胸を打たれて

耳を塞いでも止まない鼓動
さあ、踏み鳴らし 讃えよう
僕等の軌跡を

つんのめったり 転んじゃったり
無茶もしてきたね

手を伸ばしても 届かない事ばかりだったけど
悪くないさ 何光年だって進もう

太陽が今日も昇っていく
笑ってよ
たとえ空が どんなに悲しんでいても

何度だって“僕”を歌うからさ
全力で生きていくんだ
いつまでも 手を離さないで

歩いてきた道で重なった ふたつの影

「よくやったよね」
励ます言葉がただ嬉しくて

「またね、きっと追い越して」
「またね、僕を追い越して」

踵を潰した靴で進め
互いに光って 光って 輝いて

何を探していくのだろうか
今日も考えている

ただひとつだけ確かな事は
“君のことを愛している”

この星が いつか砕け散って
ちっぽけな石になっても
僕と君が口ずさんだ この歌は忘れない

まだきっと ここにあるよ

夕陽が沈んでゆく
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