あの日もこんな 寒い日だった あなたの背中 また思い出す
わかってほしい と最後の言葉 わかってないのはあなたのほう

肩書きもない 許されてもない 二人の間に芽生えた愛を
形だけでも守れるのが
あなたじゃないなら
私しかいなかった

雨にもなれず 雪にもなれず
流れもせずに 積もりもせずに
歩きづらさを残しただけの
霙のような恋だったのに
何故か今でも 溶けてくれない

あなたの中で いつも私は 特別だって教えてくれた
嬉しいけれど ほんとはあなたの 日常になってみたかったの

会いたい時に 会えないくせに 帳消しにするキスに溺れて
囁く声とぬくもりだけじゃ
思い出とすらも 呼べそうにないけれど

雨にもなれず 雪にもなれず
映しもせずに 遊べもせずに
期待外れを繰り返すだけの
霙のような恋だったのに

春にもならず 夏など遠く 秋に焦がれた 冬の過ち
あなたが好きで 誰より好きで
だけど私も 幸せになる

雨にもなれず 雪にもなれず
流れもせずに 積もりもせずに
歩きづらさを残しただけの
霙のような恋だったけど
何故か今でも 暖かいまま
×