二人の掟

どこかでこの道も
終わりが来てしまうの
足を止めて 目を伏せるけど そうよ
景色は変わるわ

緑の梢にも
じきに風は冬を告げる
その寒さに耐えられるほど きっと
まだ強くない

愛に形はないから
心は心に すがるのね

なぜ二人でいたいのに
時はいつも邪魔をする
失くすしかないものばかり
幸せと名付けて抱きしめてる

また涙があふれても
巡る花は咲くのだろう
あなたがいない世界でも
哀しみを支えて
生きていけと言うように

忘れられないこと
忘れる場所 探した
苦しくても ふり向かないで 一歩
踏み出さなくちゃ

それが答えじゃなくても
受け止めてもいい 時もある

まだ二人でいたいのに
夢はふいに消えてゆく
握りしめてもてのひらは
約束も儚い幻だと

また涙があふれても
巡る花は咲くのだろう
あなたがくれた思い出と
ぬくもりを信じて
生きていけと言うように

どこか遠くで
響く囁き
いま応える言葉
ねぇこの胸に教えて

また涙があふれても
巡る花は咲くのだろう
あなたがいない世界でも
哀しみを支えて
生きていけと言うように
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