音を立てずにすぎる日々の中
愛の言葉数えては泣く夜長
もうひとりだった
そういや幻か

雨上がりの狭間 伸びる風に
はやる気持ちを何に例えよう
君ならばさ
どう言うかな なんて

まだ忘れられないよ
後悔した愛もある
分かっていた あの日は
あたしが悪かった

新品で買いたくなかったあの詩集
擦り合わせたつま先 褒めた靴
繋がっていく
また好きになる 幻を

まだ忘れたくないよ
後悔した愛じゃない
分かっていた あの日は
あたしが悪かった

あれから海にも行ったし
真夜中のドライブだってした
でも変わんないこともあって
洋服の匂いとか
三杯までの珈琲とか
君は どうしてる?

まだ忘れたくないよ
後悔した愛だった
分かっていた あの日は
あたしが

まだ忘れられないよ
後悔した愛もある
分かっていた あの日は
あたしが悪かった
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