Sway

ある満月の夜
きみはほら
自転車に乗って
街を出ていく
まだ火照った肌は
冷やさせない

どうしようもない
ことばかりさ
どうしようもない
ペダルを漕ぐだけさ

sway…
風になっていく
飛び乗っていく

夜空の下に見た
きみの知らない
最果ての地
焦らないで さあ
息を吸って
先は長い

止まらない
逸る鼓動
のぼるのさ
月への階段を

sway…
風になっていく
飛び乗っていく
風になっていく
飛び込んでいく

光速も置き去りで
きみは駆けていく
眼前の永遠さえも
いらないみたいに
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