シグナス

飛べなくなった 強い風に流されて向かってた空は遠くなっていた
それでも広げたちっぽけなこの翼 光が差すのをずっと待っていた
全部だめだって さあ前を向いて 「何回だって飛べるんだ」
何度だって言い聞かせた

海が見える街に行こうシグナス道標にして
千切れた羽かき集めて空見上げ飛び出していけ ずっと手を繋いで

悔しくて泣いた 逆さまに落ちていっても 信じる覚悟は壊せないみたい
チグハグ繋いだ不恰好な翼でも この空の下じゃみんな同じだから

全部吐き出して さあ前を向いて 「何回だって届くよ」
何度だって歌いながら

駆け抜けていこう風に乗って 嘘も本当も僕の全て
君がいれば怖くはない 枯れ果てるまで叫んで さぁ

夢で見た青空へ 羽ばたいて新しい今日が来る

海が見える街に行こうシグナス道標にして
思い通りならなくてもいつかまた会えるからさ
霧が晴れたら夢が覚めたらさ ねえ あの空に帰ろうか
雨も降るし風も吹くけど 巡り会えた星まで ずっと手を繋いで行こう
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