灰色の心象へ胡乱の詩に軽い音

無色透明だった意味と意味の間
育てられていた邪な情緒解説書
引き千切られた文脈座礁してる
行先不明悪趣味準文学歪な色々
灰色になった心象に張り付いた
冷めて空中分解した詩に軽い音
廃炉になった心傷にハリ突いた
有象無象無論胡乱の空論を誘導
色彩広がる灰色に筆は要らない
漂白されてしまった白と黒の間
粗鬆した言葉意味深に並んでる
糸は時の詩歌で開始の帰途は問
月船急ぐその斧削ぐ添い寝不吉
灰色になった心象に張り付いた
冷めて空中分解した詩に軽い音
廃炉になった心傷にハリ突いた
有象無象無論胡乱の空論を誘導
色彩広がる灰色に筆は要らない
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