たまゆら (feat.水槽)

木立の陰でやけに青く見えた空が
物憂げな顔で私を呼んでいたの
どんな日も どんな日も
輪郭がないよ
こんな日は こんな日は
忘れたこと思い出そう

あなたが歌う歌も
広い部屋の飾り窓も
私の心の奥に
触れた また触れた

慣れないことに慣れた日々を抜け出してみよう
このサンダルが融けて無くなるまで
どうしようもないあの頃にも戻れるとして
後悔は戻んないよ 言ったでしょ さんざっぱら

道行く人の 話し声がやけに響く
隘路の隅で 誰かの助けを待とう
どんな日も どんな日も
たまゆらの愛を
どんな日も どんな日も
忘れたなら 思い出そう

終わってほしくない
ときに終わるくらい
いつだって分かってたのに 悲しいほど

失うことに慣れた日々を抜け出してみよう
このサンダルが融けて無くなるまで
どうしようもないあの頃にも戻れるとして
傷跡は治んないよ 言ったでしょ さんざっぱら

未来なら知らない

物足りないことに慣れた日々を抜け出してみよう
このサンダルが融けて無くなるまで
悲しみを少し貰って共に食べ終わるまで
隣にはいるから 吐き出してよ
どうしようもないあの頃にも戻れるとして
後悔は戻んないよ 言ったでしょ さんざっぱら

全然足んないよ 了見も不採用
偏見終わんないよ 原点に帰ろう
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