闘魂

わが身つねって他人の痛さ
自分が転んではじめてわかる
死ぬほど好きな女でさえ
こころで抱いて突きはなし
冷たい涙を七色の
虹に彩る時もある

やるぞと言わずに黙ってやって
他人には見せない闘う心
たとえば女房子供でも
見せてはならぬ悲しみは
男だ笑って守りぬき
かくれ涙の時もある

いつかは死ぬるこの身だけれど
めったなことでは散らしちゃならぬ
だからといって欲のため
こころを汚してなんになる
やる時ゃやるんだひとりでも
命投げ出す時もある
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