TATSUYA

中学二年の お母ちゃんの
傷口(きず)から生まれた 私(うち)やもん
そうやアンタに 会えるまで
男をにくんで 生きてきた
竜也 竜也 どうして どうして 私(うち)ひとり
竜也 竜也 残して 残して 逝ったんよ
後を追いたい… 追いたいけれど
おなかのこの児(こ)が 動くんよ

アンタを殺した オートバイが
今夜も街中 暴れとる
私(うち)はあの爆音(おと) 聴くたびに
憎しみばかりが 逆巻(さかま)くよ
竜也 竜也 アンタに アンタに 逢えたもん
竜也 竜也 生まれてきたこと 悔やまへん
後を追いたい… この私(うち)やけど
アンタのこの児(こ)が 止めるんよ

竜也 竜也 どうして どうして 私(うち)ひとり
竜也 竜也 残して 残して 逝ったんよ
後を追いたい… 追いたいけれど
おなかのこの児(こ)が 動くんよ
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