面影かさねて

季節はめぐり 飯能(はんのう)の里
訪ねても この世に戻らぬ
愛おしい おとうとよ
この地を愛し 幸せくれた
あの笑顔 忘れない
忘れはしない あゝ あの姿

螢のあかり 思い出ばかり
照らしてる 大きな夢を
持っていた おとうとよ
昭和の時代 姉(あね)を慕って
くれた人 いつまでも
甘えてほしい あゝ 夢の中

盆の迎え火 面影はこぶ
黒揚羽(くろあげは) 木々の間(あいだ)から
聞こえます あいたいと…
昔のように 戯れ遊び
眠りたい たそがれに
面影うかぶ あゝ 里の秋
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