白夜に燃えて

太陽よりも 明るい巻き毛
私の頬に あなたは眠る
お城が見える 小さなホテル
私は冬の 白い夜が怖い
ひとつの恋を 忘れるために
来たはずなのに また恋をした

海より蒼く しずんだ瞳
私になにも 問いかけないで
名前も知らず 心ひかれて
私の指に 白い夜が燃える
明日も今日も 求めるものは
ないはずなのに あなたの胸に

これから先きは 忘れてほしい
私は夢を捨てた ただのおんな
白夜のなかを さまよいながら
泣いているのは 私でしょうか
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