何気ない会話も
見慣れた教室も
今日で全部最後だ
これでさようなら

そのはずなのにぼやけた胸の奥
心が揺らめいてゆく
桜の木の前に立って

やっと気づいた、本当は寂しい。
でもまた会える、そう願っていれば
大丈夫、そう言い聞かせてる。
だけど、やっと掴んだ新しい未来を
信じてみたい、そう決めたから。
離れても、歳をとっても、忘れないよ。

きつかった勉強も
汚れた教科書も
悔しくて溢れた涙も
頑張った証

これからは新しいことの連続で
心が色づいてゆくこと
桜の木が教えてくれる

前へ進めと移りゆく季節に
急かされるように時は流れてゆく。
どうしても人生一度きり
だけど、何度でもいい。
込み上げる想いに心重ねて
歩んでゆけば、大丈夫。
立ち止まっても前を向ける。
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