ヒューマン

長かったこの通り雨が
上がった頃合いにはどこかへ行こうか
取り込んだ白いワンピースを
畳んで仕舞う余裕を携えてさ

ふれあう言葉が怖くって
嘘くさい世辞で誤魔化してた
治らないバグも ぼくらのもの
あるがままでいいのか
あるがままでいいのさ

「たりない何か」はどこにもなかったね
でもそれでいいのかも
止まない雨は確かにあるのかもね
だけど 傘をさせるのは自分だけだろう

三日月じゃ満たされぬぼくらが
傾きを変えるのは地軸のことじゃない
不揃いは愛するイデアさ
真っ直ぐ斜に構えて生きてやろう

いつかこの歌も意味を無くす
お別れの時までは お守りであれたらな
抱きしめあえるのなら
ぼくらはヒューマン
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