Season2

どうやら君を忘れる術は
僕のレシピの中には無い、わかってた
どれくらい大切なものだったか
この後味悪い痛みに気付かされる

いったいなんの色のなんの花で
周回遅れの夏を待てばいい?

絡んだままの糸を断ち切るように
物語の終わりに「。」をつけた
君を好きなままの僕に
「×」をつけるように夜空へ降りそそぐ

どうしようもない悲しみが愛しいのは
「綺麗ね。」って握りしめて笑ってくれたから
それがどんなに美しいものなのか
きっと、知らなければよかった

やみくもにぬくもりを求めても
満たされないこの余白に君は何って書くだろう?

'会いたい'なんて呪文 唱えてしまう
あの日の鎖に繋がれた僕の身体が

結んだままの糸が風の中で
もう片方の結び目を目指して
揺れているんだよ その向こうに
居るはずもない面影繋ぎとめる

天気予報は相変わらずの雨で
思い出を一つずつ散らしていくのさ
たとえどんなに美しいものだって
そっと消え失せてしまうこと
それを伝えるように
歌をうたうように
そうさ君がただ幸せであれたら良いだなんて
嘘だよ

結局撃ち損ねたピリオド
未だに抜け殻のメロディ抱えながら
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