夜明けの街

夜空にきらめく 小さな星でさえ
なにかのはずみで 流れるときもある
気ままに燃えて 別れたふたり
あいつもむじゃきな 奴だけど
きっと散らずに 待っててくれるさ
おれは信じたい
いっしょに歩こう 夜明けの街を

夜更けの広場で だれかが泣いたのか
雨でもないの ぬれてるハンカチよ
こぼれる星に 目もくれないで
時計はまわるよ 今日もまた
なぜかむしょうに 風がつめたい
おれもひとりもの
にぎった両手に 涙がからむ

言いたいことは いっぱいあるが
泣くな影法師 明日がある
或る日気がつく 胸のいたみに
おれがふり向けば
あいつもやさしく 微笑むだろう
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