雨あがりの出発

この雨があがればすぐ 俺は旅に出る
泣きふしたお前を ひとり残して
まだ町は眠りのなか 人は夢のなか
傷ついたふたりを 知らないで
若い若い出発(たびだち)の 季節は今
俺は俺は 夜明けの汽車にのり
お前のこころを 遠くはなれ明日にかけたい

この町のはずれを今 俺はふりむくよ
すみきった河辺を ひとり歩きさ
まだ恋は未練のなか 俺は恋のなか
もう三月あれから 流れたよ
若い若い出発の 季節は今
俺は俺は 夜明けの汽車にのり
お前のこころに 愛をつれて帰りたいのさ
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