さみしいおさんぽ

もう 家じゃなくて
夢じゃなくて 夜じゃなくて
ただ夢中で話をする 散歩道に帰りたいよ

掠りもしない手と手の真ん中を酔っ払いが通る
「時代の象徴みたいな2人だね」と

僕らは何もないのが良い
終わりに似てるものは全部
やっちゃったら飽きて
朝の光に街灯が負けても
目を開けて

さみしいままでいよう
キラキラの中で僕は汚れたまんま
世界が真っ二つに割れないようにここに立つ
光から
君に手を伸ばすよ
脅されても立つよ
幸せは願うもの 触れないままイメージで

もう 家が近い
歩く速度遅らせてさ
ずっとこのままがいいとか気持ち悪い 帰りたいよ

似合わない恋をしているの
完成したら見せて
褒めてもらって終わり
もう興味ないの 及第点とって
優秀だったって

さみしい かわいくても
面白くても意味がない “違う”から
世界は足りなくてきっと僕を奪いにくる
だから僕は
たとえ君が僕を抱きしめたとしても
僕は譲らないよ
僕の散歩道

さみしいままでいよう
キラキラの中で僕は汚れたまんま
世界が真っ二つに割れないようにここに立つ
光から
君に手を伸ばすよ
脅されても立つよ
幸せは願うもの 触れないままイメージで
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