脈拍

愛の詩 忘れたぼくを
ただ笑ってください

転んだまま 痛くても
立ち上がらなきゃな

君がみていた映画は全部
つまらない繰り返しばかり

どうして分かれないんだろう

それでも言いたいことが
ぼくには見つからなかったな

心が言葉に触れて
形を変えるように

その手が触ったところ
跡になるようです

君がいつか夢みたものが
くだらない繰り返しだけに
変わってしまったとして

それでも消えない意味が
ぼくには見つからなかったな

その目を知りたい なんて
ぼくには溢れきった痕

何かを満たしたい

時計が落下したら
指針はもう戻らない

それでもずっと
変わらない今のまま

さよなら 忘れたぼくを
ただ笑ってください

この先 なにがあっても
振り返らないでね
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