日光街道

野暮でござンす
男体颪(なんたいおろ)し
かくす弱味にゃ なお沁みる
恋の滝壺 吹く風まかせ
糸のちぎれた 奴っこ凧
日光街道 夢も今市 紅緒笠

賽(さい)の目数は どう投げようと
裏と表は 同じ数
なるよになるのが なるよにならず
拗ねたあげくの 杉並木
日光街道 せめてこぼれ陽 道連れに

片手拝みの 権現(ごんげん)さまで
霧に抱かれりゃ 里ごころ
猫には木天蓼(またたび) 旅には草鞋
洒落じゃ通らぬ この渡世
日光街道 花が袖ひく 一里塚
×