黎明

さよならを言おう
過去に手を振ろう
陽が昇ってしまう前に
僕達はただいまが
言える街を目指して
旅を続けている

神様は僕達と
指切りなんてしないぜ
約束された未来が
いらない訳じゃないけど
僕達の足跡が
残っているかなんて
振り向いても
戻れない過去しかないだろ

「お前はお前でいろよ」って
それすらも背負った自分で

さよならを言おう
過去に手を振ろう
気が変わってしまう前に
僕達はただいまが
言える街を目指している
ただいまを言おう
今日は手を振ろう
くだらなくなってしまう前に
僕達はただ今が
終わらないように今日も
旅を続けている

どんなに涙を溢したって
種を蒔かぬなら咲きやしないって
そんな事も見ないフリでやり過ごしてる
向き合って歯茎を食いしばって
酩酊の決意じゃ意味がないって
遠くの街で君が溢す

「君はそのままでいいよ」って
言葉すら裏切れる俺でいたいのに

さよならを言おう
過去に手を振ろう
陽が昇ってしまう前に
僕達はただいまが
言える街を目指している

さよならを言おう
過去に手を振ろう
気が変わってしまう前に
僕達はただ今が
終わらないように今日も
旅を続けて
歓声の先を
いつも目指している

さよならを言おう
過去に手を振ろう
陽が昇ってしまう前に
僕達はただいまが
言える街を目指して
旅を続けている
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