缶コーヒーと坂道

浅い眠りのような日々の終わりは

僕の手をすり抜けて
どこまでも転がってゆくもの
夕焼けの坂道を
音を立て追いつけぬ速度で

浅い眠りのような日々の終わりは
こんなにあっけなく
僕は 僕は

僕ならば大丈夫
君の瞳に騙されたりしない
そう君だって辛いだろ?
偽物の花を水に挿して

浅い眠りのような恋の終わりは
こんな風に行き止まりで
僕ら 僕ら

さよならの向こう側へ
僕ら 僕ら
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