Funeral

葬式の日は快晴がいい
今日もあと2時間しか寝れない
穏やかなだけの毎日を
たまに激しく汚して

だらだら起きてないと
消化できない1日の澱みを
表面的な呼吸と
ブルーライトで濾して深夜まで

真夏になっても人気のない静かな海辺で
秋冬の僕らは手も繋がないで
幾つになっても1人と1人でいる
あなたの隣にいたい
いたい
いたい
いたい
いたい
いたい
いたい

もう何にも頑張んなくていい
流れてく日々を見ていたい
詩のような風と始発に乗る
濡れた楓の葉

肩書きのない記憶
愛がなければ地球は墓場
光って見える誰かの暮らしに
流す涙が頬で冷えていく

惨めになっても寄るべのないあなたが僕の
傷口になったら、治らないように
幾つになっても命の隙間を産む
身勝手に海風が滲みていたい
いたい
いたい
いたい
いたい
いたい
いたい

濡れて足についた砂
乾けば落ちてくように
あなたといた日々も
いつかは風になる
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