TAXI

危ないことばかり思いつく夜は 誰か抱きしめ眠りたい
タクシードライバーの意味のない会話にも
笑顔返せる余裕もない

頭の中では 哀しみの雨が そっと降りそそぎ 僕は濡れた

あなたを抱きしめれば 枯れかけた心にも
花が咲き もう一度 夢が見られるのだろうか

街がガタガタと音を立てながら 闇の中で震えてた
タクシーウインドウに 疲れきった顔が
なぜか自分だとは思えない

高速を降りたら 電話をかけよう ひとりじゃいられない こんな夜は

明日が見えないから 今すぐ腕の中で
あなたを抱きしめたい 奥深くまで感じたい

誰もが悩みながら 踊るこの街の影
笑われても構わない 深く息が吸えるなら

弓のように細い月見上げ 華奢な希望だけでも
叶えたい いつかきっと

あなたを抱きしめれば 枯れかけた心にも
花が咲き もう一度 夢が見られるのだろうか

誰もが悩みながら 踊るこの街の影
笑われても構わない ひとりきりじゃいられない
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