宇宙の最後のピースを埋める者

全てを飲み込む ブラックホールの質量 増えれば増えるほど
どんどん縮み 最後に体積0で 吸引力無限に
特異点パラドックスはらむ 宇宙の謎を解き明かすために
物質分け入り 最小単位の点まで追い込んだ 量子論

だが点な素粒子は 数学では体積0にもなり得て
エネルギー÷体積=密度が 無限になり数式破綻
仕方なく 体積が無い素粒子を 体積ある弦とすれば
計算で無限と出ず 特異点問題 辻褄合わせる 量子論

既に発見した 17種の素粒子を 弦の振動で描くには
3次元に加え +6の 9次元が必要
9次元共鳴空間持つ バイオリンの豊かな音色が
定在波として顕在化した 素粒子で描く 場の量子論

「いや宇宙は素粒子より 重力が記述する」と アインシュタイン
0次元な素粒子じゃ 3次元宇宙の歪みな重力も
表せないから 長さだけはある 1次元な弦とすれば
時空の歪み 特異点 素粒子も 全て説明する 超弦理論

物理学の目的 宇宙支配する4つの力の統合
強、弱、電磁気力まで 統一したが 残る重力だけ

重力はとても弱いが 宇宙全体に遍く響き
そのエネルギーの多くが 別次元に盗られてると 想像した
きっと 9次元バイオリンの中に 漏れて薄まると考え
素粒子作る弦の端は 3次元にくっつき留まるが
弦の端が閉じ 輪っかな素粒子な重力子だと 想像した
3次元以外の高次元 自由に行き来すると考え
素粒子標準模型と 大統一理論の最後のピース
同時に埋める 重力子の入場
みなさん 大きな拍手でお迎えください
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