ティーンエイジブルー

君はどんなふうに歩いていくのかい
この先を描く未来を担い
順風満帆な航海じゃ
何も感じ得なかった僕がいたんだ

いつもの交差点 花通りの向こう
まだ白く染まる息が落ちて
頭上を駆け抜ける ひこうき雲
追いかけ走った 消えちゃう前に

たまによそ見しちゃうけれど
遠回りしたって行こうぜ
はんぶんこにした音を分け合って
2人で口ずさんだ歌を覚えてる

無我夢中になっていた バイバイの代わりを探していた
いつのまにか僕ら大人になってしまうまでの黄金の日々も
瞬間が全部愛おしかった 振り返る暇もないまま
言えなかった言葉は今も
そうやって僕ら アオに染まっていく

時が止まるような春だった
少し前進した夏模様
秋を覗かせる金木犀と
下校中の空は 冬を告げたんだ

遠く空を仰いでは
互いに寄りかかって行こうぜ
はんぶんこにした肉まん頬張って
ふざけあった日々も全部覚えてる

好きが嫌いになったこと 諦めてしまったもの
正しいと突き進んだ 自分の根拠ない自信さえも
全てが糧になっていた 意味ないものなどないんだから
このアオの底から涙を拭いて この痛みも連れていくよ

夢に見た光景はない 今も思いを馳せるよ
あの日の期待も後悔も全部 繋がっているから
真っすぐな瞳の先へ

無我夢中になっていた バイバイの代わりを探していた
いつのまにか僕ら大人になってしまうまでの黄金の日々も
瞬間が全部愛おしかった 振り返る暇もないまま
言えなかった言葉は今も
そうやって僕ら アオに染まっていく

だから今も アオを抱いて
歩んでいける
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