春待歌

心にピンと張る 想いが奏でる色彩は
優しくてどこか哀しい音でした

うつむき揺れる蕾 (Spring breeze, please)
春風はまだ遠い (reach for me)
近すぎて 遠い距離
絡まる記憶 面影が重なる

ずっと待ってる あたたかい光と影
春をまとう人よ
その孤独 痛みを 弱音さえも聞きたいの
ひとりじゃないんだよ

懐かしい声が記憶と繋がり 縁どった 知らない背中に
静かに手を添えた

雪の重さに打たれ (Spring Breeze, please)
傾げた蕾はきっと (believe in me)
たおやかに 連なって
季節を運ぶ歌になるのでしょう
君へ届け

遠い日の約束 無邪気すぎた春色薫る空
迷うたび この歌で照らしたい
離れても ひとりじゃないんだよ

風は(フワリ)光を帯びて(キラリ)頬を撫でる
「もう離さない」とこぼれ落ちた涙
冬を溶かしてく

春をまとう人よ
優しさと孤独に苦しまないで
臆病なところも そのままがいい
ずっとずっと隣にいたいの
春風に抱かれて
揺るがない決意の帰る場所になりたいの
これ以上優しすぎる旋律が曇らないように
想いを重ねて
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