僕らしさ

晴れ渡る空を見上げる
「これが僕の人生だ。」

何気なく歩いていたいつもの
最寄駅に続く並木道。
あぁ今日だけはそう今日だけは
なんだかきらきらして見える。

いくつになっても
慣れっこない。
不安とかじゃないよ、
緊張とかもしないけど。
さっきから手のひらに書いてる
人って文字食べたの
これで何人目だ?

正直自信はないけれど
弱いところだけ見えちゃうけど
そういうのもひっくるめて
“僕らしさ”なんじゃないの?

晴れ渡る空に
目を眩ませている
暇はないでしょ?
暇じゃないでしょ?
明日もここでずっと笑っていたいなら
誰かのためにじゃなくて
自分のために
走ればいい
走っていればいいから。

1人の夜は寂しくて
なかなか眠りにつけないや
なんて思っていたはずなのに
気づいたら寝坊しちゃってた!
ちゃんと寝れてんじゃん…もう!

何にも上手くいかんのにさ
なんか上手く生きていけてるのさ
イージーなの?
やっぱハードなの?
分かりにくくってありゃしないわ

晴れ渡る空に
足をすくませている
暇はないでしょ?
暇じゃないでしょ?
明日もここでずっと
笑っていれるなら
誰かのためにじゃなくて
自分のために
走ればいい
走っていればいいから。

今何に追われているんだろう
見えもしないものに怯えているんだ
周りばっか見て
自分についている
小さい無数の傷に気づかないでいる

晴れ渡る空に
目をくらませている
暇があったら
今からでも遅くはない
なにも気にせず前を向け!
誰かのためにじゃなくて
自分のためでいいから
生きろ、生きろ、
生きていてよ、ねえ。

(もう一回でいいからさ)
頑張りすぎないくらいがちょうどいい
(まあいっかでいいからさ)
明日もこのままでいい 進め
行こう
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