こんなに抱きしめても

君を こんなに抱きしめても
満たしきれない 寂しさが
君を こんなにだきしめても
証しきれない 寂しさが
まだ 始まったばかりの君と
もう終わりかけてる ぼくだから
まだ 軽くなれない君と
もう 重さになっている ぼくだから

どんなに強く 抱きしめても
満たしきれる はずがない
どんなに強く 抱きしめても
ひとつになれる はずがない
まだ はるかにゆらぐ 君と
もう とどかない ぼくだから
まだ 溢れすぎてる君と
もう 醒めすぎてる ぼくだから

だから 言葉なんか投げつけたら
それでなくとも 傷つきやすいのに
野暮なことは よそう
抱きしめていてさえ
こんなに こんなに 寂しいんだから

君を こんなに抱きしめても
満たしきれない 寂しさが
君を こんなに抱きしめても
証しきれない 寂しさが…
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