男が母を想う時

子供が親と 一緒に過ごす
時間はほんの いっときなのさ
十八俺は ふるさと離れ
いつしか半端な 生き方してた

こんなこんな 俺のため
どれだけ涙を 流しただろう

男が母を想う時
詫びて悔やんで また詫びて
男が母を想う時
なんでまぶたが濡れるのか

年齢(とし)よりふけた 写真の母よ
心配ばかり かけてた俺さ
孝行したか 母の日さえも
電話のひとつも かけないままに

バカなバカな 俺だけど
あなたに逢いたい 夜空の星よ

男が母を偲ぶ時
詫びて悔やんで 恋しくて
男が母を偲ぶ時
ひとり懺悔の酒になる

男が母の墓の前
詫びて悔やんで 手をあわす
男が母の墓の前
涙拭いてもまた落ちる

涙拭いてもまた落ちる
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