鈴蘭物語

風薫るアカシヤの 青い並木
鐘鳴らすあの丘の 白いチャペル
思いも黄昏(たそが)るる
トラピストの寺に
君と手をとり行きし
思い出の あの道

鈴蘭の花咲けば 思い出すよ
かの長い細道の ほのかなりや
真白き手をとりて
トラピストの寺に
身を捧げんと言いし
忘られぬ 夕月
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