赤い夜が満ちるまで

あの日見た赤い月は
私の頬と同じ色してる
ほてった顔 冷ますように
風がそっと通り過ぎて秋が終わる

あなたと見上げた月食
優しい横顔に愛しさが募る
ねぇ好きだよ 凄く好きだよ
言葉は夜空に溶けてく

おとなになっちゃった私はもう
空を見上げることもなくて
下を向いて歩いたまま
閉じこもる日々に彷徨った
そんな自分変えてくれた
あなたが現れてくれたから
やっと上を向いて歩き出せる

暗闇に呑まれそうな時
あなたを照らす星になりたい
悴む手を握り締め
あったかいねと笑って冬が始まる

あなたと過ごしたあの夜
無防備な寝顔に切なさが募る
ねぇお願い 離れたくない
気付けば 夜明けが近づく

おとなになっちゃった私はまだ
無知な自分と向き合わなきゃ
あなたの隣似合う人になる為に
変わると決めた
星の名を知りたいのは
あなたと見るもの全て愛しすぎて
輝いて見えるから

ねぇ好きだよ

また生まれ変わって
何度でもあなたと出逢って
またこの夜空を見上げられたら
もう何にも望まないや

一歩進んでは下がって
行ったり来たりの毎日だけど
あなたがいるから

おとなになっちゃった私はもう
空を見上げることもなくて
下を向いて歩いたまま
閉じこもる日々に彷徨った
そんな自分変えてくれた
あなたが現れてくれたから
やっと上を向いて歩き出せる
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