カルカリナ

宇宙の片隅 流れ着いた有孔虫
この場所で僕は 落ちた星を今でも集める

これが欲しい理由(ワケ)なんて もう忘れている
ポケットから溢れたら 何か分かるかな

深海に沈む 僕を尋ねた君
知らない世界の 砂になった星を見せて笑う

初めて触れた瞬間を 今も覚えている
眩く光る星空が この場所からも 少し見えたんだ

あれから幾年月日が経っただろう
大人になってもまだ 星空にたどり着けない

これが欲しい理由(ワケ)なんて もう思い出せない
棘(とげ)になってゆく前に 優しくなりたい 僕は

これが欲しい理由(ワケ)なんて もう忘れている
ポケットから溢れたら 君の居る場所が どこか分かるかな

宇宙の片隅 流れ着いた有孔虫
この場所で僕は 落ちた星を飾る
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