NOTOK

戯言たちは風任せ
息を呑んだ少女、夢任せ
嗚呼、
終いにこの街の色も
誰も気付かず変わるのでしょう

振出しまで戻れどまだ
息を止めることはできないな
誰一人と視得ないのは
誰一人あたしじゃないから

宵闇を切る鴉と
朝に怯える声
もう良いよ、って
確かめたくて
あの娘を探してる

その果てに視た答えを
この心にくれよ
それが誰かを
傷つけたとしても

それでも人は続く
呼吸をやめるまで
その声を焦がし尽すまで
あの娘の夢が覚め
空が白むのなら
この戯言だって良いだろう

数秒で終わる世界を
何処までも続けたいんだ
正解不正解なんて
あたしの中にしかないわ
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