ウルティマ ―瞳のナイフ―

窓にこぼれる 青い陽射しは
数字のない床の時計
シュロのカーテン 風に揺れれば
遠い夏の灼けた香り
彼の腕の中
私 まるでマリオネット

心 あやつられて 魔術

ウルティマの愛は
瞳のナイフ
見つめられたら
動けない
ウルティマの愛は
瞳のナイフ
どうぞ よそ見をしないで
このまま

もう何時間 こうしているの?
過ぎた時を 忘れそうね
彼の広い胸
つのる思い 預けながら

信じていたいだけ 未来

ウルティマの愛を
教えてほしい
傷つくことさえ
怖くない
ウルティマの愛を
教えてほしい
痛み 受けてもいいから
このまま

ウルティマの愛は
瞳のナイフ
危ないくらい
ギリギリで
ウルティマの愛は
瞳のナイフ
光る刃先で狙って
私を…
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