知恵の輪

言の葉一つ 私を染めてゆく
時に燃え立つ 紅い炎のよう

形のない柔らかな 心の奥底に
染み込むように 剥がれない何かがある

誰かが囁いてくる
決して許しはしないと
誰かが今も見ている
こんな私を

知恵の輪一つ 解けた喜びは
魔法使いになれそうな気がした

それはまるで果てしない 答え探しの日々
蝕むように 解けないあなたがいる

誰かが微笑みかける
翳りのあるこの笑みに
誰かが今も見ている
そんな私を

誰かが囁いてくる
あなたは愛されてると
誰かが今も見ている
こんな私を

こんな私を
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